にんにんママ　節約キャンプの巻

2018年8月9日～14日


我が家の夏のお休みの定番は長期キャンプです。
全国津々浦々、いろいろな所に行きました。
長期キャンプ記事はこちら→カンニング竹山さんにもの申す！！ 長期キャンプ総集編　


今年はどこに行こうかな。
去年は四国で四万十川キャンプ。
今年は海キャンプはどうでしょう。
どうせなら、ものすごく綺麗な海を満喫したい。

船に乗って一晩かけて式根島のキャンプ場に！
最高の温泉と綺麗な海の目の前のキャンプ場がありました。
小さな素朴な式根島は、、、楽園でした！！

でも、、、

離島でのファミリーキャンプには、たくさんの難関が待ち受けていましたよ！！笑


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早速、今回のキャンプ地の下調べです。

家族で、 「男はつらいよ（36話）　柴又より愛をこめて」を観ました。
この映画のロケ地は「式根島」なんです！！
気分を盛り上げます。笑
式根島の風景や人情がよく描かれていて、とても楽しみになりました。

「男はつらいよ」シリーズは子供の頃に観ていましたが、覚えていないくらい久しぶりでした。
大人になってから観る「男はつらいよ」は、子供の頃に観た感じ方と全然違う面白さがありました。
子供の頃は気づかなかったけど、出てくる人がみんな本当に優しいんです。
日本の風景もじんときます。
これからシリーズの他の作品も観たくなりました。

では、ここからは式根島のキャンプ準備の詳細についてです。

式根島
式根島（しきねじま）は、伊豆諸島を構成する島の一つで新島の南西に位置します。
面積は、3.9㎢で東京ドーム約80個分で他の伊豆諸島に比べると小さな島です。
人口は、約550人ほどです。
本当に小さな島で、徒歩でも３時間もあれば島を一周できてしまいます。


式根島への４つのアクセス方法
飛行機
　●調布空港→新島空港→新島から連絡船にしき→式根島
　（調布空港から新島まで約35分、連絡船にしきで約10分）

船
　●東京竹芝桟橋→式根島　大型船（約9時間）
　●東京竹芝桟橋→式根島　高速船（約3時間）

　●静岡県下田→式根島　フェリーあぜりあ（約3時間）

いろいろ比較すると、普通であればキャンパーは竹芝桟橋からの大型船か高速船になると思います。
下田から渡航するメリットは、車を載せられることです。
が、式根島に関しては道が本当に狭いので普通車を持って行くよりは、軽自動車レンタカーの方がコストパフォーマンスがよいと思いました。


我が家は、竹芝桟橋から式根島まで大型船です。

ジェット船は3時間で到着できますが、波風に弱くて大型船よりも欠航する確率が高いです。
お盆時期はどの便も満席になることが多く、欠航になった場合、他の便への振り替えが出来ない場合があります。
とにかく行くことを優先するのであれば、まずは大型船を予約しておくのが安心だと思いました。

また、今回行く「大浦キャンプ場」は完全フリーサイトで、噂ではお盆時期などはテントがぎっしりと立ち並ぶそうです。
大型船は、夜に出航して朝1番に式根島に着くので、サイトの確保がしやすいのではと思いました。

他には、大型船の2等は2018年8月現在で大人7,680円ですが、ジェット船は10,950円で少しお高いので、家族4人の料金を考えると少しでも節約したいのも理由です。
インターネット申し込み割引きやJAF割引もあります。

東海汽船のHPはこちら→東海汽船

竹芝発の式根島行きの大型船の一番安い席は2等席です。
2等席には、「2等和室」「2等椅子席」があります。
2等和室がフラットで寝やすいので人気です。

でも実は、東海汽船のサイトには載っていない秘密の席があります。
それは、、、「2等フリー乗車券」、別名「2等席なし券」！！
席がなく、公共スペースの廊下や、潮風に吹きさらされるデッキで雑魚寝をするという伝説の席です。

我が家は、8月8日23時発翌日8時着の大型船の2等椅子席を予約しました。

さあ、船便のチケットも手に入れたし、次は荷物をどうやって式根島まで運ぶかの説明です。

式根島にキャンプに行くと決めたとき、登山のテント泊装備をザックに入れて担いで行こうと思っていました。
でも、いろいろ調べてみると、どうも荷物をキャンプ場に送る人が多いようです。
式根島の現地宅配便の配達会社さんとも直接お話して、送り方と送り返し方を確認したので紹介しますね。

式根島に荷物を送るのは、安心の「郵便局のゆうパック」を使うか、「ヤマト運輸の宅配便」か「ヤマト運輸のヤマト便」を使うのが主です。
「ゆうパック」の場合は、式根島郵便局留めにして、到着後に荷物を取りに行くことができますが、郵便局からキャンプ場までは徒歩30分くらいかかります。
キャンパーが主に使っているのは、「ヤマト運輸のヤマト便」です。
「ヤマト便」は、宅配便と違って幾つもの荷物を一つの荷物として扱ってくれます。
料金計算は体積か重量でするのですが、詳細はヤマト運輸のサイトを見てください。
・・・私も計算はよくわかりませんので説明は割愛します。

とにかく、、、ヤマト便は多くの荷物を送る場合はとてもお得になるのです！！

我が家は、モンベルムーンライト7型、小さいタープ、シュノーケルセットや鍋やランタンなどをみんな送ることにしました。
そしてできあがった荷物が上の写真です。
コンテナ3個（コンテナ２個は救命胴衣セットとシュノーケルセット、コンテナ１個がキャンプ道具）にテントとタープの5個口です。


その荷物の山が、ヤマト便では幾らだったかというと、、、
なんと「2,424円！！」

ゆうパックは基本的にはサイズで1個口毎の料金が決まります。
うちの荷物のうち小さいタープを除いた4個口は3片合計120cmなので、1個口1500円です。
タープを合わせて5個口合計では、7,000円くらいになる計算です。

驚愕の格安値段です！！

ただ、荷物が届くのが宅配便よりも何日か多くかかるようですのでご注意ください。
ヤマト運輸のおにいさんからは、大型船の欠航もあるので1週間くらい前には送った方が良いと言われました。

ヤマト便を式根島の大浦キャンプ場に送る流れは以下です。

◆荷物をキャンプ場に送る◆
①荷物をコンテナなどに詰めます。テントなどはビニールに包んでガムテープでグルグル巻きにします。
②伝票の宛先は「東京都新島村式根島　大浦キャンプ場気付　自分の名前」と書きます。
　品名のところに「○○月○○日キャンプ開始」と書きます。（写真参照）
②ヤマト運輸に持ち込みます。（または集荷に来てもらいます。）
③ヤマト運輸のお兄さんが、重量を量って金額を計算します。（重さによってはサイズから体積を量った方が有利になることもあります。）
④ヤマト運輸が式根島の「海福運送」に送ります。
⑤海福運輸さんのおじさんが、キャンプ開始日の朝にキャンプ場の管理棟の前に運んでくれます。
⑥式根島到着後、管理棟の前で荷物を受け取ります。

◆荷物をキャンプ場から自宅に送る◆
①荷物をコンテナなどに詰めます。テントなどはビニールに包んでガムテープでグルグル巻きにします。
②伝票は、管理棟にある普通のヤマト宅急便の伝票に「ヤマト便　着払い」と書いておくと、海福運送さんがヤマト便の伝票に書き換えてくれます。
　我が家は、「ヤマト便の着払い伝票」と「伝票を入れる専用ビニール（雨対策）」を東京のヤマト運輸さんでもらって使いました。
②「海福運送」に電話して集荷のお願いをします。とても親切なおばさんが対応してくれます。
　配達のおじさんの携帯電話を教えられることもありますが、番号の公開は控えます。
　海福運送：TEL　04992-7-0032
③集荷日の夕方くらいに「海福運送」の配達のおじさんが集荷してくれます。

◆もし台風などの欠航で到着日が延びたら・キャンプに行けなくなったら◆
海福運送さんに電話すると、行ける日が決まるまで荷物を一時預かってくれます。
行けなくなったら、着払いで送り返してくれるそうです。

こんな感じで、とても緩く、親切に対応してくれます。笑
キャンプ場に荷物を放置するのは最初は不安に思いましたが、海福のおばさんは「ヤマト便の荷物が盗まれたのは聞いたことない」とおっしゃっていました。（ただし、キャンプ場内の盗難はあるようです。）
心配だったらゆうパックがよいかもしれませんね。

さあ、荷物を送りました！
大型船が８月８日２３時発、ヤマト運輸さんに荷物を託したのが１週間前の８月１日でした。
準備は整いました！！
後は、当日に大型船に乗ってレッツゴー！！

、、、のはずが、
我が家に最大の危機が、、、

なんと、荷物を送ったその夜、台風13号が発生！
しかも、予報では、出発日ドンピシャ８月８日くらいが関東や伊豆諸島は一番影響を受けそうです。

我が家のキャンプ道具のレギュラー選手は、式根島への旅路の途中です！
もう、キャンプ先を別の場所に変えることはできません！！
式根島行きの船便も8月8日以降お盆まで全て満席です！！！

どうなる！？
我が家のお盆キャンプ！！！の巻でした。

次回に続きます→2018年夏　式根島5泊6日至極の楽園キャンプ　難民船で式根島上陸編

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