にんにんママ　節約キャンプの巻

東京は、毎日暑い日が続いています。
日中の強い日差しに溢れ出す汗を拭いながら歩いているとあの日の夏を思い出します。

2016年夏、長期キャンプ9泊10日。
青森の名湯「酸ケ湯温泉」の近くの酸ヶ湯キャンプ場でキャンプをしたあの夏。
温泉、ねぶた祭り、登山と家族でおもいっきり楽しんだアツい夏です。
青森キャンプの記事はこちら→2016東北超長期温泉三昧キャンプ その１ 青森県酸ヶ湯キャンプ場
うん？登山？
そう、書いていない記事がありました。

2016年8月8日
青森県
八甲田山「大岳」

我が家は、青森でのキャンプの楽しみに八甲田山登山を計画し予定にいれました。
そして、キャンプ出発前に映画「八甲田山」を家族で鑑賞したんです。
大雪の中、正気を失った兵士が狂いながら死んでしまう場面なんかは目を背けたくなるくらいで悲惨で、、、
映画を見終えた後、家族全員無言になりました。

生きては帰れぬ冬の八甲田山、、、。

登るんですか？
行きましょう！！
夏の八甲田山！！！

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映画「八甲田山」

原作は、ご存知のとおり、新田次郎作「八甲田山死の彷徨」です。
1902年（明治35年）1月、青森歩兵第5聯隊210名が八甲田山中で雪中行軍訓練をし、途中猛吹雪に遭い、199名が疲労凍死するという未曾有の大量遭難事件がありました。


八ヶ岳と同じように、八甲田山という名称の山があるわけではありません。
前岳、田茂萢（たもやち）岳、赤倉岳、井戸岳、大岳、小岳、石倉岳、高田大岳の8つの峰と、その山中の所々に湿地、つまり田が多いので、八甲田と名付けられたと言われています。
通常、八甲田山に登山するという場合は、その主峰である大岳（1584m）に登ります。

今回のルート。
八甲田山神社登山口－大岳(八甲田山)－大岳避難小屋－上毛無岱－下毛無岱－酸ヶ湯温泉前登山口


八甲田山神社登山口です。
「日本山脈縦走　青森県八甲田山－山口県秋吉台　5千キロ」と書かれていました。
壮大な縦走ですね。


整備された歩きやすい道です。


木や草が枯れています。
火山性ガスが出ているのかな。


草木をかき分けながら先に進みます。
日差しが強い、、、


硫黄の香りがしてきました。
「地獄湯の沢」。
恐ろしい名前の沢です。
名前からも、プンプンに漂う硫黄臭からもここで長居をしてはいけないと感じさせます。
ついつい早足になってしまう。笑


ほら、こんな看板が、、、
足を止めず歩こう。


沢を登りきると景色が一変します。
仙人岱。
上の写真の右中央に「八甲田清水」があります。
登山道で水場はここだけです。
我が家が行った時は水が涸れていました。


やっと大岳に近づいてきました。


さぁ、大岳への登りです。
ファイト！ファイト！！
子どもたちは、どんどん登ります。


暑いです。

だいぶ登りました。
ここで後ろを振り返ってみることに。

その訳はこの看板。

これを読んだら振り返りたくなります。

では、いっせーのせ

ほんとです！
8月の暑い時期ですが、冬の厳しい八甲田山の姿が垣間見れます。
八甲田の冬の厳しさを感じなんだか恐ろしくなります。

さぁ、気を引き締めて前を向き歩きましょう。

八甲田山「大岳」山頂です。
頂上は広く360度の大パノラマで眺望が抜群です。


子どもたちは、暑さにぐったり。
照りつける強い日差しに体力がどんどん奪われます。

夏も厳しい八甲田山、、、


山頂にいたオニヤンマ。
頑張って！


美しい景色です。
さぁ、下山しましょう。


立派な造りの「大岳避難小屋」
ここには、トイレがあります。


「ブー、ブーブー。」
クマササの笹笛で辛くなった歩きをごまかしごまかし進みます。


上の写真、右が我が家が登った八甲田山大岳で左が井戸岳。

尾瀬のような湿原の一本道。


やっと戻って来られました。
クタクタです。笑
暑さに耐え6時間歩きました。
頑張ったね！


登山の後は、もちろん酸ヶ湯温泉です。
ゆっくり浸かりました。
身体が軽くなり気持ちがよかったなぁ。


照りつける日差しを感じると子供と登った「夏の八甲田山」の思い出が蘇ります、の巻でした。


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