式根島大浦キャンプ場には、キャンプ道具やシュノーケリングセットを宅配便で送ることができます。
その送り方は前回記事「
2018年夏 式根島5泊6日至極の楽園キャンプ 準備から台風発生編」に詳しく書きました。
送った荷物は、我が家のキャンプ道具一軍選手ばかりです。
我が家の乗る予定だった大型船は8月8日夜発です。
8月8日朝9時時点の予想です。
覚悟はしていましたが、、、
8月8日23時発の「さるびあ丸」欠航決定です!!
どうする?我が家のお盆!!
キャンプの一軍選手はたぶん式根島で、別の場所に変更はできません!!
いろいろ調べて見つけた光明はこれ。
「2等フリー席」!!
別名「席無し券」と呼ばれます。
そう、2等料金と同じ料金で、席はないけど船内の公共スペースで一晩過ごすことを条件に船に乗せてもらえるという、考えてみるととんでもない券です。
我が家は、本来乗るはずだった8月8日の翌日8月9日の「2等フリー席」を手に入れました。
「2等フリー席」もお盆時期は売り切れるので幸運といえば幸運です。
さぁ、ここからは我が家の「2等フリー席」体験を綴ります。
出航は23時ですが、場所取りの為に夕方18時に出発です。
出航4時間前の19時過ぎに竹芝桟橋到着を目指します。
65リットルのテン泊用のザック、Tシャツにクロックス。
子供達は釣り竿と魚突き用の「やす」も持っています。
どこに行くんだ?って感じですが、この格好で帰宅ラッシュの電車に乗り込みます。
竹芝桟橋の東海汽船はこんな感じ。
写真では窓口が開いていますが、19時30分頃に着いた時には、まだ窓口のシャッターが閉まっていました。
チェックインは後回しです。
せっかく早く着いたので一刻も早くフリー乗車券の列に並ばなければなりません。
よい席が取れないと地獄を見ると噂で聞きました。
東海汽船の窓口近くにこんな地図があります。
まずは、この地図を確認しなければなりません。
我が家が乗る「さるびあ丸」は、A-1ゲートから出航です。
「橘丸」は、三宅島や八丈島に行く船です。
この時期、「さるびあ丸」は23時出港、「橘丸」は22時出港です。
絶対に間違えてはなりません。
A-1ゲートあたりかな、という場所に行くとすでに行列があります。
この時19時30分。
3時間半前なのに20人くらいの列ができています。
最後尾の人に聞いたら、「「さるびあ丸」の列だと前の人に聞きました。」とのこと。
信じましょう!!
しばらくすると「さるびあ丸フリー席御列」の看板を東海汽船の職員さんが出してくれます。
ほっと一安心です。
このあたりで東海汽船の窓口も開きますのでチェックインに行きます。
チェックインも行列になるので早く行った方が良いと思います。
チェックインの時に一人一枚レジャーシートを渡されます。
このレジャーシートが席取りに強力な武器になりますので、すぐに広げられるように開封しておきましょう。
行列はどんどんと伸び、つづら折り列が4列になります。
分からないけど数百人単位はいます。
さるびあ丸が到着!!
22時過ぎから席がある方々が先に船内に誘導されます。
席のない私達は、悲しい気持ちで彼らを見守ります。
もし、、、もし1日遅く台風が来ていたら、彼らこそが席なし民だったのに、、、
ちくしょー!!
さぁ、ついに席なし券の私達も船内に誘導されます。
私達日本人はこんな時でもマナー良く、節度を保って行動ができる民族だと思っていました。
なのに、なのに!
船に近づくに連れて皆さん小走りになっていきます!
「走らないでください!!」職員さんが叫びます!
旦那が、まるで船内を熟知しているかのように、皆さんが走る通路とは違う通路を軽快なステップで走って行きます!
こちらが我が家の席!!笑
男子トイレの前の廊下です。
空調の効いた屋内、しかも壁際です。
こう見えて、
最高レベルの席と言ってよいでしょう。
こう見ると私はくつろいでいるように見えますが、現実から逃避するためにスマホと壁を見ています。笑
ぐっすり眠る子供達を見て、通りすがりの大人達が驚きます。笑
毛布は出航後しばらくすると1枚100円で借りられます。
足りなくなることはないし行列にもならないので、落ち着いた頃に借りに行きましょう。
我が家は一人2枚借りました。
ほとんどの方は屋内のスペースが取れずに屋外のデッキで寝ます。
8月の海風はもわっと暑苦しく、湿気がすごかったです。
夜遅くまで宴会をしていた方は、屋外デッキの方が多かったです。
写真は撮っていませんが、船内の廊下やロビーもぎっしりと人が寝ています。
まさしく難民船のようですね。
でも、みんな和気藹々と楽しそうでした。笑
朝です。
外に出て驚きました。
海の色が全然違う!!
式根島が近づいてきます。
朝8時、式根島到着です!!
「ようこそ式根島」
我が家の予定にはなかった難民船経験でしたが、決して嫌な思い出ではないです。
今となっては式根島キャンプのいい思い出のひとつになっています、の巻でした。
次回は、至極の式根島楽園キャンプの本編になります。
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